
マクラメとは?
マクラメとは、複数のロープや糸を結びながら模様を編んでいく手芸のひとつです。アラビア発祥で世界各地に広がったそうで、その歴史は古く、日本では1970~80年代に一度ブームがあったとか。そういわれてみれば子供時代にお友達や親戚の家、近所のお店などで、なんとはなしに目にしていたことがあった気がします。
約40年の時を経て去年あたりから再びブームの兆しがあるというマクラメ。私はインテリアスタイリストの石井佳苗さんがテレビ番組でマクラメのプラントハンガーの作り方を紹介していたのを見て初めて知ったのですが、自分で作るだけあり「自由度が高く雰囲気もあって素敵!」と心惹かれました。
本やネットで調べてみると、ミサンガやヘンプアクセサリーなどもマクラメなのですね。タペストリーや暖簾など大きいものから、小物まで……なんと奥深いマクラメの世界。ということで、100円ショップDAISO(ダイソー)で材料を仕入れてチャレンジ開始です!
用意するもの

必要な材料は主に2つ、綿ロープと棒(突っ張り棒)です。他に、紐の端がほつれないようにするために巻く、マスキングテープかセロハンテープがあると便利です。
私はDAISO(ダイソー)で綿ロープを購入したのですが、手芸ではなく園芸コーナーに置いてあったもの(1袋に1本入りで7m)を8つ購入しました。突っ張り棒は家にあったものを使いました。棒は流木など使いたい長さの木材なら何でも大丈夫だと良いと思いますが、その場合は木材を引っ掛けるフックが窓枠の左右に必要ですね。
作る際に気をつけたいこと

マクラメを付けたい窓枠のサイズは横74cm×縦112cmだったので、7mのロープを2つに切って、1本3m50cmのロープを16本用意しました。(このロープは2つ折りにして使うので、棒に掛けたときの長さは実質1m75cmとなります。)
どこかのサイトで「紐は5cm間隔で」と書いてあった記憶があったので計算してみたところ、横幅74cm×16本=4.6cmということで、問題ないだろうと判断しました。
と、ここで結論を先に申しますと、長さはOKで、本数は足りなかったです。ロープを結び始めると、結び目がロープを引き寄せるので、ずいぶんゆったり結んだと思っていても、端のロープが中央に寄っていきます。今回は16本で作りましたが、20~24本でもいいかなと感じました。
ちなみに、編み方は「GREEN WEDDING SHOES」を参考にしました。海外のサイトですが、画像で手順を説明しているので、英語が分からなくても理解できます。
できあがりは、こちら!

突っ張り棒を窓に設置した状態から作り始めて、2時間ほどで完成しました!特にデザインがあったわけではないので、結び目の数や終わりにする位置は自己流でしたが。
最初は腕を上げて高い位置で結んでいくので疲れますが、踏み台を使ってなるべく目線より下で作業できるようにすると比較的楽にできると思います。また、床に広げて作業するのと、吊して作業するのはどっちが良いんだろうと最初考えましたが、床に着くほど長いロープを右へ左へと上手にさばくなら、やはり吊したまま行ったほうが楽だなと感じました。
今回は目隠しという点も踏まえ、結び目と結び目の間をだいたい5cmにして、少し細かく編んだつもりです。間隔を10cm、15cmと広げれば、また雰囲気が変わると思います。
一度コツを覚えてしまえば、結び目の配置やロープの太さ、色などでいくらでもオリジナリティーを出せるマクラメ。他の結び方、編み方も覚えれば、より奥深い世界を味わえそうです。マクラメ越しに見える窓の外の景色、マクラメのシルエット、外からの眺めなど、いろいろな角度で楽しめるのも良いところだと思います。
私自身、また別の窓を使って他のデザインのマクラメタペストリーを作ってみたくなりました。想像以上に大量のロープを使いますが、懲りずに再チャレンジしたいと思います!
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