
天ぷらを揚げるのは難しい
市販のてんぷら粉には、小麦粉に調味料が配合されています。そのため、水を加えるだけでおいしい天ぷらが作れるのだそう。自分で配合する場合は、ふるった小麦粉に冷たい水を加えてさっくり混ぜるとか、マヨネーズを入れるといいとか、いろいろな方法がありますね。
我が家は、子供が小麦アレルギーを発症して以来、天ぷらというメニューをほとんど作らなくなってしまいました。唐揚げは片栗粉で作りますが、竜田揚げっぽくなってしまい、ちょっと天ぷらには向いていないように思います。以前、お弁当用にちくわの磯部揚げを米粉で作ったのですが、配合がうまくいかず、衣が薄くなりすぎ、カリカリ状態に。それから何となく、「米粉=揚げ物には向かない」というイメージが自分の中で定着してしまいました。
近頃、にわかにグルテンフリーが注目されるようになり、「天ぷらは吸油率が低い米粉ならカラッと揚がる」という情報をあちこちで見かけるようになりました。ひさしぶりに天ぷらも食べてみたいので、米粉の天ぷらに挑戦してみようと思います。
米粉を使って天ぷらを揚げてみる

<衣の配合・たまご入り>
米粉 100g
水 200cc
たまご 1個
米粉はグルテンがないので、小麦のようにさっくり混ぜなくてもOK。もちろん、揚げる直前に混ぜるほうがいいのですが、混ぜる前にふるったりする必要はありません。今回私は卵を入れるレシピで作ったので、フリッターのような見た目の天ぷらになってしまいました。ちょっと衣が厚いような気もするので、たまごを入れない場合は
米粉 100g
マヨネーズ 大さじ2
水 150cc
で作ってみてください。
小麦粉で天ぷらを作るのと同じように、水は冷水がお勧めです。

食材は、エビ、さつまいも、れんこん、ちくわ、ソーセージなど。小麦粉のときは、揚げたてを食べないと、端からべちゃっとしていくのが我が家の天ぷらでしたが、米粉のときは、少々時間がたっても、カラっとした状態が長続きするようです。
米粉を使ってかき揚げを揚げてみる

実は天ぷらよりもかき揚げのほうが好きな我が家。べちゃっとしたかき揚げは最悪ですが、さくっとしたかき揚げは最高のごちそうです。
<材料>
小エビ 20~30g
玉ねぎ 1/2個
三つ葉 1束
米粉 60g
片栗粉 20g
水 適宜
※私は、乾燥した小エビを使いました。生のエビでもいいと思います。

<作り方>
1. 玉ねぎは薄切り、三つ葉は5cmくらいのざく切りにする
2. 野菜の水気を切って、小エビと混ぜる
3. 粉類を加えて、具材にまぶす
4. 冷水を加えて、さっと混ぜる
※冷水は、粉と具材が混ざる程度の量で
5. スプーンですくって1杯分ずつ油で揚げる

かき揚げは具材がバラバラになっても心配ありません。バラバラになった部分は、お箸で集め、かき揚げに寄せたり、乗せたりして、形を整えましょう。

これ、おいしいです!さっくりしていて、粉も少なくカロリーも低そう。最後はかき揚げ丼にしていただきました。
お米にはさまざまな種類があるので、天ぷらに向いている米粉が何なのかは、もう少し検証が必要です。米粉で天ぷらを揚げてみて気付いたのは、時間がたってもべたつかないこと。確かにこれは大きなメリットです。お弁当にも向いているはずなので、ちくわの磯部揚げに再挑戦してみようと思います。
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