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犬の引っ越しの注意点

引っ越し直前にワンちゃんグッズを洗わない

引っ越しの準備をしているときは、「この際だから、全部きれいにしてから移動したい」という気持ちになるものです。でも、その気持ちのままうっかり愛犬の寝床に敷く毛布や、お気に入りのクッションのカバーを洗わないように気をつけましょう。

犬は、新しい環境に来たとき、まずは慣れない匂いにストレスを感じます。新居にも毛布やクッションなど自分の匂いを感じられるものがあれば、少しは安心してくれますよ。

引っ越し直後に長期旅行をするような予定は立てない

引っ越し後、犬は飼い主にべったり甘えるようになります。不安でしょうがないからです。引っ越し直後に旅行をし、離れてしまえば「縄張りを失ったばかりなのに、今度はご主人様までいなくなってしまった」と、パニックになりかねません。レジャーの計画は時期をずらしましょう。

内見時は「お散歩コース」も考えてあげて

犬も家族の一員ですから、新居を選ぶときには散歩のしやすさも念頭においてください。これまで公園で遊ぶのが大好きだったワンちゃんには、やっぱり散歩コースに公園のある環境を選びたいものです。できれば気持ちのよい公園、河川敷、運動場などが近くにある物件を選びましょう。

引っ越しをしたら、しばらくは今までよりも散歩の回数を増やしましょう。犬がテリトリーを確認し、適応するまでの期間が短くなります。

賃貸マンションへの引っ越しは周りが犬を飼っている物件を

とくに一軒家から賃貸マンションへ引っ越す場合、犬は壁の向こうから聞こえてくるお隣の音に敏感になり、無駄吠えが多くなりがちです。それをお隣さんが「騒音」ととるか、「かわいい犬の鳴き声」ととるかは、犬を飼っているかどうかで変わってきます。

ペット可物件を選ぶのは必須ですが、できればお隣や上下の部屋が犬を飼っている物件を選びましょう。もし、そうではない場合は、トラブルに陥らないよう、丁寧なご挨拶が必須です。

猫の引っ越しの注意点

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猫トイレは砂を入れたままビニールに包んで移動

引っ越し当日は、猫砂をきれいに片付けず、トイレはそのまま移動させましょう。自分の匂いがついているものがあれば、猫は安心します。砂を入れたままのトイレを移動させるのが難しければ、ビニール袋に少しだけでも猫砂をとっておいてください。

階段のない賃貸物件に移動するなら、ぜひキャットタワーを

猫は高いところが好きな生き物です。階段のある家から、ない家へ引っ越すと、テリトリーを上から見下ろすことができず不安になってしまいます。上下運動ができず、便秘になる猫もいます。階段のない家へ引っ越すなら、キャットタワーの購入を検討しましょう。

この機会に完全室内飼いを

外と室内とを行き来させていた猫は、新居でも同じように好きにさせると、思わぬ事故に遭ってしまう危険があります。以前であれば車通りの多いところを把握していた猫も、新しい環境ではどこに気をつければよいか分からないからです。また、すでに家の周りを縄張りとしている猫に遠くへと追いやられ、家に帰れなくなってしまう恐れもあります。

引っ越しは、完全室内飼いのチャンスです。愛猫を事故から守るために切り替えましょう。

小動物の引っ越しの注意点

ケージのレイアウトを考えておく

ハムスターや鳥、金魚などの小動物は、少しの環境の変化で体調を崩してしまう繊細な生き物です。とくに、ケージや水槽をおく位置には十分に気をつけなければなりません。新居では、日当たり、風通し、気温や湿度など、今までと同じような環境が提供できそうでしょうか。愛するペットのために、最良のレイアウトを考えましょう。

また、温かい地域から雪国などへ引っ越す場合は、冬の対策も必要です。とくに冬に引っ越すなら、事前に対策を調べておきましょう。

まとめ

ペットが安心、安全に新居で暮らすためのポイントを紹介しました。共通事項として、何かあったときのために信頼できる動物病院を探すことも重要です。口コミなどを参考に、すぐに駆けつけられる動物病院を見つけておきましょう。

なお、引っ越し当日の輸送は、引っ越し会社がオプションで引き受けてくれる場合があります。ペット輸送を選べる引っ越し会社を探すなら、一括見積サイトが便利です。引っ越しそのものの相場も分かるので、ぜひ利用してみてください。