
なるべく繁忙期を避けるのが安い引っ越しへの近道
引っ越し料金は、引っ越しをする時期や、引っ越しを依頼するお客さんの多さによって大きく異なります。進学や転勤など、新年度からの生活に向けて引っ越しが増える2月から4月にかけては引っ越しの繁忙期といわれ、予約も取りづらくなり、料金も高くなる傾向にあります。
反対に、それ以外の時期であれば、引っ越し件数も落ち着いているため、引っ越しを依頼する日の選択肢も広がり、料金も通常のものに戻ります。また、土日ではなく平日を選べば、さらに料金を下げやすくなります。料金を抑えたいのであれば、できるだけオフシーズンに引っ越しをすることをおすすめします。
1LDKの引っ越し料金、相場はどれくらい?
1LDKに住む単身者の引っ越しを例に、料金の相場がどのくらいになるのかを考えてみましょう。
一般的に、いわゆるオフシーズンに単身者が1LDKの引っ越しをする場合、およそ3万円から5万円ぐらいだといわれます。繁忙期の場合は、ここからさらに料金が高くなるわけです。
そのほかに引っ越しの距離や荷物の量などによっても、引っ越し料金には幅があります。さまざまな会社から状況に応じたプランが出ていますので、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
複数の会社から見積もりをもらって比較しよう
引っ越し料金を安く抑えるためのもうひとつのコツは、複数の会社に見積もりを出してもらうことです。そして、料金を比較してみるといいでしょう。
前述のとおり、引っ越しは時期などにより料金が異なります。そのため、以前に依頼したときは安くお願いできた引っ越し会社でも、今回の見積もりでは思ったほど安くおさまっていないということもあります。
また、引っ越しプランも会社によってさまざまです。ある会社ではうまく活用できそうなものがなくても、別会社の期間限定のお得なプランがうまく当てはまって活用できるという場合もあります。
引っ越し会社も大手のチェーンから地域密着の会社までいろいろあります。「大手の会社のほうが安い」という印象がある方でも、引っ越し条件によっては、地域に根ざした中小規模の会社に依頼したほうが安くなったというケースもあり得るのです。
「今回の引っ越しを一番安くお願いできるのはどこか」を探すためには、1社ではなく複数の会社に条件を伝え、見積もりを出してもらうことが大切なのです。
とはいえ、見積もりを依頼すると、条件のやりとりや訪問見積もりの対応などにもある程度労力がかかります。何社ぐらいに見積もり依頼をおこなえばいいかは一概にはいえませんが、目安として最低3社は考えたいところです。そうすれば、なんとなくの相場を掴むことができるでしょう。
もし余裕があるならば、6社前後から見積もりをもらうことをおすすめします。大手から中小規模までさまざまな会社を選んで見積もり依頼をおこなうと、それだけ多くの情報を得られるということであり、料金を比較に役立てることができるでしょう。
見積もりを依頼する際のポイント

引っ越し料金を左右する条件のひとつに、「引っ越しをおこなう曜日や時間帯」があります。平日よりは土日祝日のほうが高くなりますし、時間帯を指定しないフリープランよりは朝一番から作業をするプランのほうが、料金は高くなります。
そこで、引っ越し希望日や時間帯に幅を持たせることができれば、引っ越し料金をより安く抑えられる日程を選ぶことができます。見積もり時も、引っ越し会社からお得な提案を受けやすくなるでしょう。
スケジュール的に余裕がなければやむを得ませんが、そうでなければ、希望日時に幅を持たせるようにしておきたいものです。
おわりに
このように、いくつかのポイントを抑えることで、引っ越し費用を安く抑えやすくなります。状況を考えながら、お得な引っ越しを実現しましょう。