
電気・ガス・水道、どれか欠けたらかなり困る!
新居に移ってきて、荷解きの前にまずは掃除をと思ったら……水が出ない!では困ってしまいますよね。さらに、暗くなっても電気がつかない、ガスが使えず料理ができないなんてことになったら、その日はもう寝るしかありません。電気、ガス、水道、どれか一つがなくなるだけでも、日常生活は相当不便であり、不可能といえるでしょう。
そのため、引っ越したその日から日常生活が営めるよう、ライフラインの手続きは早めに済ませておきたいところです。新居の住所と引っ越し日さえ分かれば電話一本で済みます。ただし、電気、ガス、水道のいずれも基本的には平日対応なので、昼休みの合間に一つずつ連絡をこなすなどの工夫が必要です。
電気の使用開始方法
電気の使用開始手続きは、引っ越しの1週間前までに済ませておくことをおすすめします。管轄の電力会社を調べ、問い合わせ先に電話をして新住所と電気使用開始日を伝えるようにしましょう。これで、ブレーカーさえ入れれば入居日から使えるようになります。
ただ、電力自由化のことが気になっている人も多いのではないでしょうか。エネルギー系の企業のほか、インターネットとの一括契約などで割安になるプランを立ち上げている通信会社などもあります。引っ越しを機に切り替えるのはスマートな方法です。自分の現状と照らしあわせ、最適な電力会社を見つけたら、使用開始の具体的な手続きをはじめましょう。
ガスの使用開始方法

ガスの使用開始にあたっては、作業員の立ち会いが必要となります。引っ越し当日の早いうちに立ち会いが完了するように、2週間前には立ち会い予約を済ませておきましょう。また、引っ越しが3月や土日など引っ越しの繁忙期にあたる場合には、さらに余裕を持って、3週間ほど前に連絡をしておいたほうが無難です。
都市ガスであれば管轄エリアが決まっていますが、LPガスの場合は、地域にいくつもお店が存在することがあります。賃貸であれば不動産会社に連絡し、指定のガス会社の連絡先を尋ねましょう。
もしLPガス会社を自分で選べるのであれば数社に連絡をとり、価格や対応をみて決定します。また、ここで神経質になる必要はなく、あとでの乗り換えは簡単ですから、まずはコンタクトしやすいところに決めてしまっても構いません。
引っ越し当日の立ち会いは、ガスの開栓からメーター案内まで含めて30分程度です。家族で役割を分担して、一人だけ早めに新居へ到着して立ち会いを済ませてしまえば、あとがスムーズです。ただし、契約書類を書かなければならないこともあるので大人が対応するようにしましょう。認め印を持参すると便利です。
水道の使用開始方法
水道の使用開始については、おおむね1週間ほど前までに管轄の水道局に連絡します。早めの連絡であれば、インターネットでの申し込みを受け付けているところもあるので確認しましょう。その際に、新住所と利用開始日を伝えます。検針と使用料の請求は2ヶ月ごとです。
また、手続きがちゃんと完了しているにも関わらず、新居の蛇口をひねっても水が出ない場合があります。そんなときはバルブを確認してみましょう。水道メーターについているバルブを回してみて、それでも水が出なければ水道局へ電話します。
まとめ
ライフラインの開始は、全て個別に連絡しなければならないため、煩わしい印象を受けます。ただ、多くは電話一本で済んでしまいますから、空き時間にサッとできるよう、ToDoチェックリストなどを作って、確認しながらすすめましょう。いずれも同じ管轄内であれば解約と同時に契約ができるため、近所への引っ越しの場合は一気に済ませることが可能です。