
繁忙期でなければ、常に値引きのチャンスあり
引っ越しの値引き交渉がしにくい時期があることを、はじめに押さえておかなければなりません。それは、3月や土日などの繁忙期です。とくに多くの人が新生活をスタートさせる4月に向けて引っ越しのピークとなるため、各社ともスケジュールがいっぱいになってしまいがちです。当然、大幅な値引きは期待できません。
しかし、裏を返してみれば、年度末や土日の引っ越しを避けさえすれば、値引き交渉の余地があるということになります。さらに、賃貸契約が満了となり引っ越しが集中しがちな各月末を避けるなど、引っ越し会社の都合に合わせられると効果的でしょう。
キャンペーンや特典をチェックしておく
引っ越し会社の中には、常時複数のキャンペーンや特典を行っているところがあります。多くみられるのが、利用者からの紹介で一定額がバックされる紹介特典や、かなり早くから予約することで割引が適用になる早期割引です。
また、特定のポイントカードにポイントが貯まる特典があったり、エアコン着脱など通常オプションとなる料金を無料にするキャンペーンを行っていたりします。グッとくるような特典を用意している会社があれば、候補に入れておきましょう。
引っ越し料金の目安をチェックしておく
一社だけに見積もりを頼んだ場合、見積額が高いのか安いのか、値引き交渉の余地があるのか、そもそも判断がつきません。まずはネットの一括見積サイトなどで、なるべくたくさんの会社から概算見積もりを集め、引っ越し料金の平均値や最高値、最安値など目安を把握しておきたいところです。
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相見積もりをとっていることを伝える
他のどんなお買い物でもいえることですが、値引き交渉には他社を引き合いに出すのが効果的です。一括サイトからの申し込みであれば、すでに相見積もりをとっていることは引っ越し会社に知られています。つまり初めから競争を意識した金額を提示してくれるので、自分で一社ずつにあたるより、スタートラインで得をしているといっていいでしょう。
訪問見積もりの際にも、むやみに値下げを迫るより「他社ではこのくらいの金額だった」と他社の存在を意識してもらいましょう。ここでどこからも提示されていない金額を突き付けてしまう人もいますが、あまりの安値を言うと「ウチでは太刀打ちできない」と戦意を消失される危険があるので注意が必要です。
訪問時の即決は避ける

訪問担当者は、相見積もりをとっていると明かすと「この場で決めてくれれば、あと●円安くします」などと即決を促してくるでしょう。しかし、いったん保留する姿勢を崩さないよう頑張りましょう。即決価格の誘惑に打ち勝てば、より納得のゆく比較検討ができることを忘れないでください!
こういうときのやりとりが苦手な人は、せめて「遅くとも明日までには決めて連絡します」と伝えましょう。落ち着く時間ができて、冷静に判断できるようになります。
具体的な予算を伝えて相談する
値引き交渉が思うように進まないときには、「交渉」の姿勢を崩して「相談」の形に切り替えると、うまくいく可能性が高くなります。「実はこのくらいの金額に抑えたいのですが無理でしょうか?」と、希望額を開示するのです。
相談するのは相手を信頼している証ですから、それまで交渉と思い身構えていた担当者も、何とか希望額に近づけようと親身になってくれる可能性があります。引っ越しのプロにしか思いつかないような裏技を駆使して、さまざまな値引きのヒントをくれるでしょう。情報収集のためにも非常に使える一手です。
「あと●円安くしていただければ決めます」
比較検討をし、納得のいく引っ越し会社を見つけたとしても、もう少しだけ頑張りましょう。訪問担当者が使った即決価格のテクニックを、こちらも利用するのです。電話口で「あと●円だけでも安くなりませんでしょうか?」とダメ押しの値段交渉をします。
見積もり額にもよりますが、3000円から5000円程度の交渉であれば、相手にとってもそれほど負担になりません。迷う場合は「あとちょっとだけでも」と伝えて、相手に金額を言わせます。
まとめ
値引き交渉のキモとなるのは、相場や底値を知ることです。そのためには一つでも多くの引っ越し会社から見積もりをもらうことが必須条件となります。@nifty不動産のオススメの引っ越し一括見積なら、全国200社との提携で、かなりの数の見積もりが集まります。自分で一社ずつコンタクトをとるより、ずっとスマートですよ。
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