
ただ、中には「薪ストーブの煩わしさに後悔している」「うまく使いこなせずにオブジェになった」という悲しい事例も。
ここでは、そんな失敗を避けるために、
・薪ストーブのメリット&デメリット
・薪ストーブの種類とおすすめのメーカー
・薪ストーブのコスト・メンテナンス方法
・薪ストーブのインスタ実例
など、薪ストーブを導入するために必要な知識全般を紹介します。
古代ギリシャでは、「家庭」という言葉には「かまどの傍らにいるもの」という意味があったんだとか。生活に薪ストーブを採り入れて、本当の豊かさを手に入れよう!
- 薪ストーブとは?メリットとデメリット
- 薪ストーブの種類
- 薪ストーブのおすすめ・人気メーカーは?
- 薪ストーブの価格・ランニングコスト
- 薪ストーブの設置の注意点
- 薪ストーブのメンテナンス
- 薪ストーブのおしゃれなインスタ実例
- 薪ストーブで豊かな生活を手に入れよう
薪ストーブとは?メリットとデメリット

薪ストーブとは、密閉された本体の中で薪を燃やす暖房設備です。
薪ストーブは暖炉とよく混同されがちですが、両者の違いは燃焼用の空気を調節できるか否かにあります。
一般的に、暖炉は開放型(燃焼室が囲われていない)のため、燃焼用の空気を調整する機能はありません。一方、薪ストーブには空気の量を制限する機能があるため、過燃焼を防ぐことで薪が長持ちして、燃費がよくなります。
薪ストーブはサステナブルな暖房器具
「薪ストーブは木を燃やすから環境に悪い」と思っていませんか?
答えはNO!実は、現代の薪ストーブは非常にサステナブルな暖房器具なのです。
木は二酸化炭素を吸収して成長します。その木からできる薪を燃やして二酸化炭素を排出しても、二酸化炭素の全体量に影響はありません。このことを「カーボンニュートラル」といいます。
そして、現在販売されている薪ストーブは、厳しい環境基準を満たしているものがほとんどです。
薪ストーブは再生可能な資源を利用しており、上手に活用することで環境負荷の軽減に役立ちます。
薪ストーブのメリットは心地よい暖かさ
薪ストーブはエアコンなど他の暖房器具と比べて、心地よい暖かさが魅力です。
その理由は輻射熱と対流にあります。
輻射熱とは、赤外線などで伝わる熱のこと。薪を燃やして発生した熱エネルギーは、ストーブ本体から赤外線として放出されます。
輻射熱は人を暖めるだけでなく、部屋の素材にも吸収されて留まります。そのため、ストーブの火を消しても穏やかに放熱され続けて、優しい暖かさが部屋全体に残るのです。
対流とは、熱によって空気の流れができること。薪ストーブから発生した暖かい空気が上方に流れ、部屋の中を対流することで、部屋全体が素早く均一に暖まります。
エアコンやファンヒーターなどの暖房器具は対流型のみですが、薪ストーブは輻射熱と対流の相乗効果で暖かいのが心地よさの秘訣です。
薪ストーブは後悔する?デメリットも知っておこう
●薪ストーブは手間がかかる
エアコンやファンヒーターは、ボタンを押すだけで快適な温度を維持してくれますが、薪ストーブではそうはいきません。薪ストーブを使いこなすのにはある程度の技術が必要で、薪の準備にも手間がかかります。
薪ストーブは火をつけてもすぐには暖かくなりません。薪が安定燃焼するまでに約40分、20畳程度の部屋を暖めるのには約60~90分もの時間がかかります。
また、燃焼室の適温である200~300℃を保つために、数時間ごとに薪をくべる必要があり、温度調整にもコツがいります。
利便性と効率を重視する人にとっては、薪ストーブは扱いにくいものといえるでしょう。
●どうしても煙は出る
現代の薪ストーブには薪を燃やして出た煙(未燃焼ガス)を再燃焼させる機能が備わっていて、煙突から排出される煙はクリーンになっています。
しかし、着火時点ではどうしても煙は出てしまい、煙やにおいがご近所トラブルの原因になることも。
特に、人口の密集した都市部では、薪ストーブの使用に注意が必要です。
薪ストーブの使用でトラブルを避けるために、以下の配慮を徹底しましょう。
・よく乾燥した薪を使い、給気調整に注意する
・煙突の向きや高さ、風向きを考慮する
・定期的に煙突の清掃・点検を行う
・洗濯物が干される時間帯の使用は控える
薪ストーブの着火方法
薪ストーブの着火方法は以下の通りです。
①乾燥させた太い薪を2本敷き、その上に細い薪を井ゲタに組み、一番上に着火剤を載せて点火する
②扉はすき間を空け、給気レバーを全開にする
③太い薪が燃え始めたら扉を閉める
④太い薪が炭火状になったら崩して広げる
⑤炭火の上に太い薪を1~2本載せて、薪の火が安定したら給気レバーを調整する
手軽なペレットを使うのもアリ
都市部で薪の調達が困難だったり、高額な費用がかかったりする場合には、ペレットを使うのも一つの方法です。
ペレットストーブなら、薪ストーブの心地よい暖かさと、電気ヒーターの利便性を兼ね備えていて、導入のハードルを下げられます。
また、薪ストーブを十分に活用できていないという場合には、ペレット燃焼カゴを内部に設置すれば、買い替えをせずにそのままペレットを利用することも可能です。
薪ストーブの種類
薪ストーブの素材(鋳物製・鋼板製・鉄板製)
薪ストーブの素材は主に、鋳物・鋼板・鉄板の3種類があります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
鋳物製薪ストーブ | 蓄熱性が高い・凝ったデザインが多い | 暖まりにくい・急激な温度変化に弱い |
鋼板製薪ストーブ | 早く暖まる・燃焼をコントロールしやすい | 火が消えると冷めるのが早い |
鉄板製薪ストーブ | 軽い・価格が安い | 蓄熱性が低い・壊れやすい |
鋳物製薪ストーブ

鋳物製薪ストーブは肉厚で、蓄熱性が高いです。本体が暖まるのに時間はかかり、急激な温度変化に弱いですが、一度暖まれば火を消しても余熱が持続します。
鋳物製薪ストーブは溶かした鉄からパーツを作るため、凹凸や曲面のある凝ったデザインが可能です。
鋼板製薪ストーブ

鋼板製薪ストーブは厚い鋼板を加工して、精密につくられます。そのため、気密性に優れ、燃焼をコントロールしやすいのが特徴です。また、シンプルで直線的なデザインで、広い燃焼室と大きなガラス窓を確保できます。
鋼板製薪ストーブは、鋳物製薪ストーブよりも早く暖まりますが、その分火が消えると冷めるのも早いです。
鉄板製薪ストーブ

鉄板製薪ストーブは板金加工による日本独自のストーブ。昔ながらの壁掛け時計のような形をした時計型薪ストーブには50年以上の歴史があります。
鉄板製薪ストーブは薄板でつくられているため、鋳物製や鋼板製の薪ストーブよりも非常に軽くて、価格も安いのが特徴です。
鉄板製薪ストーブは、さらに鉄製とステンレス製の2種類に分かれます。
鉄製ストーブは定期的な錆止めが必要ですが、耐久性や熱伝導性に優れています。
一方、ステンレス製ストーブは価格が高めで熱伝導性に劣りますが、錆にくくお手入れが楽なのがメリットです。
薪ストーブのおすすめの素材は?
・室内用で長時間使用する場合→鋳物製薪ストーブがおすすめ
・室内用で短時間使用する場合→鋼板製薪ストーブがおすすめ
・キャンプなどアウトドアで使用する場合→鉄板製薪ストーブがおすすめ
薪ストーブの燃焼方法(触媒方式と非触媒方式)
現代の薪ストーブには薪を燃やして出た煙(未燃焼ガス)を再燃焼させる機能が備わっていると先述しました。この機能には触媒方式と非触媒方式の2種類があります。
触媒方式(キャタリティック燃焼)
触媒方式の薪ストーブは、キャタリティックコンバスター(触媒)に燃焼ガスを通すことで、一次燃焼で残った未燃焼ガスの9割を二次燃焼させる仕組みです。この方式では燃焼温度をコントロールできるので、就寝時など弱く長く薪を燃やしたい時に向いています。キャタリティックコンバスターは消耗品で、メンテナンス時に定期的な交換が必要です。
・キャタリティック燃焼方式の代表例:ダッチウエスト「セコイア」
非触媒方式(クリーンバーン燃焼・リーンバーン燃焼・ファイヤードーム燃焼・フレックスバーン燃焼)
非触媒方式の薪ストーブは、空気を新たに取り入れることで燃焼ガスを再燃焼させて、排気ガスをクリーンにする仕組みです。非触媒方式には、クリーンバーン燃焼・リーンバーン燃焼・ファイヤードーム燃焼・フレックスバーン燃焼(※)の4種類があります。
機種によって、二次燃焼から三次燃焼、四次燃焼まで起こせるものが販売されています。
(※)フレックスバーン燃焼は触媒方式と非触媒方式を組み合わせたハイブリッド方式
・クリーンバーン燃焼方式の代表例:ダッチウエスト「プリマス」
・リーンバーン燃焼方式の代表例:ダッチウエスト「エンライト」
・フレックスバーン燃焼方式の代表例:バーモントキャスティングス「アンコール」
・ファイヤードーム燃焼方式の代表例:ハーマン「オークリーフ」
薪ストーブのおすすめ・人気メーカーは?
ここでは、家用・キャンプ用・サウナ用の用途別で、おすすめの薪ストーブメーカーを紹介します。
家用薪ストーブのメーカー

バーモントキャスティングス(VERMONT CASTINGS・アメリカ)
ダッチウエスト(Dutchwest・アメリカ)
ハーマン(HARMAN・アメリカ)
ヨツール(JØTUL・ノルウェー)
モルソー(morso・デンマーク)
ワム(HWAM・デンマーク)
スキャン(SCAN・デンマーク)
ドブレ(Dovre・ベルギー)
軽井沢暖炉(日本・通称「みにくいアヒルの子」)
モキ製作所(日本)
ホンマ製作所(日本)
キャンプ用薪ストーブのメーカー

ポモリー(POMOLY・イギリス)
ウィンナーウェル(WINNERWELL・日本)
マウントスミ(Mt.SUMI・日本)
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG・日本)
ディーオーディー(DOD・日本)
ランドフィールド(LandField・日本)
スームルーム(SOOMLOOM・中国)
サウナ用薪ストーブのメーカー

テントサウナ用薪ストーブ
サンガ(SUNGA・日本)
アンバー(AMBER・日本)
ホンマ製作所(日本)
ディーアンドアール(D&R・中国)
室内サウナ用薪ストーブ
モキ製作所(日本)
薪ストーブの価格・ランニングコスト

薪ストーブを家に設置する費用は、80万円~180万円ほどが相場で、多くの場合100万円以上かかります。
ここでは、薪ストーブの価格やランニングコストについて見ていきましょう。
薪ストーブの設置費用
内容 | 価格 |
---|---|
薪ストーブの本体価格 | 20万円〜65万円 |
煙突などの材料価格 | 40万円〜75万円 |
工事費 | 20万円〜40万円 |
まず、薪ストーブはメーカーや機種によって本体価格は異なりますが、20万円〜65万円が主流となっています。
次に、薪ストーブの本体以上に値が張るのが煙突などの材料価格で、40万円〜75万円の費用がかかります。
煙突は保温性の高い断熱二重煙突を使うのがベスト!
でも、費用を抑えるために、室内部分をシングル煙突にするケースもあるよ。
最後に、炉台などを含めた工事費が20万円〜40万円で、薪ストーブの設置費用はトータルで80万円~180万円ほどかかります。
薪の費用
薪に使われるのは、主に広葉樹のナラ・クヌギ・サクラなど。
スギやマツなどの針葉樹は着火しやすいものの、火持ちが悪く、煙突にタールが付着しやすいため、薪ストーブにはあまり向いていません。
30坪の高断熱住宅で薪ストーブを使用する場合、1シーズンにおよそ2tの薪を消費し、費用は6万円ほどが相場です。ただし、家の断熱性能や広さによって、薪の消費量はこの2倍以上になることも。
薪の費用を抑えたいなら、原木を購入して、自分で薪に加工するのがおすすめです。
まずはレンタルや宿泊施設で試してみよう
このように、薪ストーブの導入には高額な費用がかかります。「せっかく薪ストーブを購入したのに、使いこなせなくてお蔵入り」という事態は避けたいものです。
まずは、薪ストーブをレンタルできるキャンプ場や薪ストーブを体験できる施設で、お試ししたり、相談したりするのがよいでしょう。
薪ストーブの設置の注意点

家用薪ストーブの注意点
家用の薪ストーブを設置する場合、
①薪ストーブの暖房効率
②煙突から煙をスムーズに出せるか
③薪を運びやすい動線
の3点に留意しましょう。
①薪ストーブの暖房効率
薪ストーブの暖房効率を考えると、理想的な設置場所は部屋の中央です。しかし、薪ストーブを使用しないオフシーズンには邪魔になることも。よって、多くの場合、部屋の角や壁際に沿って置かれることになります。
薪ストーブを置く際は、基本的には上方・前方は1.5m以上、後方・側方は1m以上のスペースが必要です。壁や家具などとこの距離を確保できない場合には、レンガなど不燃物の炉壁を設置しましょう。
また、炉台は薪ストーブの周囲すべてを50cm以上カバーする必要があります。
②煙突から煙をスムーズに出せるか
薪ストーブの煙をスムーズに排出するためには、
・煙突の長さは4m以上確保する
・煙突はできるだけ真っ直ぐ通す
・断面積の広い煙突を選ぶ
などが重要です。
住宅の構造上、やむを得ず煙突を壁から出すケースもありますが、その場合もなるべく曲げや横引き部分を短くします。
③薪を運びやすい動線
薪は1日に数回は運び入れるため、薪を運搬しやすい動線も意識すべきです。掃き出し窓や土間のそばに薪ストーブを設置すれば、動線と掃除しやすさを両立できます。
これらの注意点を踏まえて、日本暖炉ストーブ協会などのプロの判断を仰ぐとよいでしょう。
キャンプ用薪ストーブの注意点
基本的に、キャンプ用の薪ストーブは、屋外での使用を前提に作られているものが多いです。テント内で薪ストーブを利用するときは、メーカーの取扱説明書や注意事項に沿って、安全に設置しましょう。
薪ストーブの火の粉対策:テントへの引火を防ぐ煙突ガード(スパークアレスター)を取り付ける
薪ストーブの一酸化炭素中毒対策:一酸化炭素チェッカーを用意する
薪ストーブは自作できる?
インターネット上の動画やブログでは、DIYで薪ストーブを設置した体験談が見受けられますが、薪ストーブの自作やDIYでの設置はおすすめしません。また、ホームセンターやインターネット通販などを利用して、煙突を自己流で取り付けるのも危険です。
薪ストーブの設置には、建築基準法やその他関係法令、薪ストーブメーカーの設置基準、欧米の設置基準などの総合的な知識が欠かせません!その道のプロに任せる方が安全です。
どうしてもなにかDIYしたいなら、遮熱壁や不燃床、薪棚などの薪ストーブ関連のアイテムに留めておきましょう。
薪ストーブのメンテナンス

薪ストーブはシーズン毎に、煙突と本体のメンテナンスを必ずしましょう。煙突の掃除・点検では屋根に上がる必要があるため、安全のためにヘルメットや命綱を着用して行います。薪ストーブのフルメンテナンス費用の相場は4~5万円ほどですので、不安であればプロに依頼するのがおすすめです。
ここでは、薪ストーブのメンテナンス項目について解説します。
薪ストーブのメンテナンスは防塵マスクやゴーグル、グローブを着けて行いましょう。
①灰の掃除
必要な道具:
ファイヤーツール(ほうき・シャベル・火掻き棒)・アッシュコンテナ
薪ストーブの灰には、強アルカリ性で鉄の酸化を防げるメリットと、湿気を吸いやすいデメリットが共存しています。
機種によって、シーズン前まで灰を残しておいた方がよいものと、セラミック部品周辺の灰を片付けた方がよいものとがあるため、取扱説明書を確認しましょう。
灰を取り出す際は、安全のためにアッシュコンテナに移します。
②ガラスの掃除
必要な道具:
ガラスクリーナー・布
ガラスの汚れには、薪ストーブ用のガラスクリーナーを使いましょう。扉の形状によっては、ガラスを外した方が良い場合も。ガラスクリーナーで磨いた後は、成分が残留しないようにしっかりと拭き取り、最後に乾拭きしておきます。
③ガスケットの交換
必要な道具:
ガスケット・マイナスドライバー・ハンマー・セメント
薪ストーブの扉回りについているガスケットには、薪ストーブの気密性を高める大切な役割があります。古くへたったガスケットは取り外して、固定していた古いセメントもマイナスドライバーとハンマーでこそげ落とします。この作業はかなりの力がかかるので、ガラスを外してから行いましょう。
溝がキレイになったらガスケット用のセメントを充填し、新しいガスケットを貼り付けます。
④錆の補修
必要な道具:
ワイヤーブラシ・スプレー・ポリッシュ
薪ストーブの多くは鉄でできているため、錆は天敵です。 塗装が剥がれたり、色あせたりしたまま放置すると錆につながり、最悪の場合は穴が開いてしまうことも。特に、トッププレートはケトルや料理の影響で錆やすい場所です。
まずはワイヤーブラシなどで錆を落とし、広範囲にわたる場合はスプレーで、狭い範囲であればストーブポリッシュで補修しましょう。
⑤煙突の掃除
必要な道具:
煙突用クリーナー・煙突ブラシ・接続アダプター・ロッド
屋根の上に登って煙突トップを取り外し、ロッド(柄)に接続アダプターで煙突ブラシをつなぎ、煙突内部の煤をゴシゴシ擦って下に落とします。
このとき室内側の煙突を取り外し、残りの煙突の先端にビニール袋を結びつけておけば、煤をこの中に落とせます。室内側の煙突を外せない場合は、薪ストーブの扉を閉めて、養生してから行ってください。
掃除後には、煙突の点検も行いましょう。煙突が外れないようにしっかり保持されているか、煙突内部に腐食がないかを確認し、必要に応じて修理をします。
薪ストーブのおしゃれなインスタ実例
薪ストーブは実際にどのように利用されているのでしょう。
ここでは、家用・キャンプ用・サウナ用に薪ストーブを利用している方のインスタ実例を紹介します。
家用薪ストーブ・大人の趣味に囲まれた暮らし

薪ストーブで暖まりながらの映画鑑賞は、最高の夜の過ごし方!
こちらの薪ストーブはVERMONT CASTINGS(バーモントキャスティングス)のイントレピッドⅡ。曲線を活かしたクラシックタイプのデザインです。

薪ストーブはお手入れしやすい土間に設置されていて、周りにはアウトドア用品が綺麗に飾られています。
左右の棚は、古いりんご箱をDIYでアレンジされたそう。大人の趣味が詰まったおしゃれな空間に仕上がっています。
家用薪ストーブ・シンプルモダンで癒される空間に

こちらの薪ストーブはデンマークのSCAN(スキャン)。現代的な内装に馴染む、モダンタイプのデザインを選んだそう。
ピーニャのロッキングチェアに揺られながら、薪ストーブで暖まるのは至福の瞬間です。

GWには今季最後の薪活を。ご近所の方から冬に伐採した木を受け取り、ご自身で薪割りをされています。「邪魔だからと伐採された木も資源なので、なるべく無駄にしないように」と考えて、薪ストーブ仲間たちにシェアすることも。
取材時には、「薪ストーブは手間がかかりますが、一度この暖かさを知ってしまったら、これ無しには戻れません。万人におすすめはできませんが、我が家は“趣味枠”で楽しんでいます。」とコメントをいただきました。
キャンプ用薪ストーブで雪でも快適!ピザや鍋料理もお手のもの

キャンプ歴2年目に薪ストーブを導入されたお二人。薪ストーブはMt.sumi(マウントスミ)のAURA(オーラ)です。
薪ストーブで作る料理は雰囲気も良く、美味しさもアップするのだとか。
薪ストーブにストーブファンを置いて、暖房効率を高める工夫もされています。
薪ストーブでテントサウナを楽しむ

古民家DIYとともに、テントサウナを導入した実例です。
薪ストーブはホンマ製作所のものを使用しています。

サウナテントはBRÜCKE(ブリュッケ)。
外気浴スペースもあり、最高に整う準備ができています!
古民家サウナで本格薪ストーブを体験!

薪ストーブに憧れているけど、一歩踏み出せないという人は、薪ストーブのある施設を利用してみるのがおすすめです。
2022年7月にオープンしたSHIIYA VILLAGE stay&saunaは、築100年来の古民家を改装した施設で、薪ストーブの本格サウナを体験できます。こちらの薪ストーブはモキ製作所のもの。
井戸を復活させて作った水風呂は、まろやかな水質です。薪ストーブや古民家サウナに興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
薪ストーブで豊かな生活を手に入れよう

薪ストーブは、家族ととも火を囲む団欒が一番の魅力です。
しかし、憧れだけで薪ストーブを始めると、扱いの大変さに後悔する例も多々あります。
ここまで紹介した内容をよく理解して、「薪ストーブの大変さを楽しむ覚悟」を持てたなら、ご自身のライフスタイルに採り入れてみてもよいでしょう。
ニフティ不動産では、新築はもちろん、薪ストーブ付きの中古物件も取り扱っています。ぜひ検索してみてくださいね。
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