マンション管理組合って何?実際におこったトラブルと業務内容を紹介の画像01

快適な環境で過ごすために、マンション管理組合は欠かせない存在です。

今回はマンション管理組合について、業務内容や管理会社との違いを解説します。
「絶対に管理組合に入らなければいけないのか」についても詳しく説明するので、ぜひご覧ください。



マンション管理組合でおこったトラブルについてもまとめているので、マンションを購入したばかりの方は必見の記事ですよ!

マンション管理組合でおこったトラブル体験談

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まずはマンション管理組合でおこったトラブル体験談をご紹介します。
これから管理組合に加入するという方は、参考にしてみてください。

実際の体験談はこちらです。

私が住んでいるマンションは戸数の多くないので、管理組合の役員を輪番で回しても必ず何かを担当することになります。
独身で一人暮らしの方もいらっしゃれば、共働きの方や祖父母と暮らしている方など各家庭の状況はさまざま。
その中で「誰が管理組合の理事長を担当するか」で揉めたことがあります。
結局誰もやりたがらない中でくじ引きで決めています。
くじで決まったとは言え不満が解消されたわけではないので、住民間の関係が悪くなってしまいました……。
のすお・愛知県・30代・男性

理事選出について持ち回りでする管理組合が多いのですが、私が以前住んでいたマンションは立候補制でした。
派閥が分かれているので、理事になりたい人が定員以上に出てきます。
そのため理事の選挙が行われました。
選挙活動もあって大変でしたね。
WE・大阪府・50代・男性

駐輪場に関するトラブルエピソードです。
自転車の台数が多く出し入れしにくい状況になり、何件も苦情が来ました。
対策として1家庭あたりの台数制限を行い、不人気な2階の利用を促すための再抽選を行うことに。
しかし台数制限など、すべての方法を組合のみで決めてしまったことで住人からの反発が大きかったです。
結果として再抽選が中止になりました。
さすらいのばーさん・兵庫県・30代・女性

マンション管理組合って何をしているの?

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マンション管理組合とは、マンションの区分所有者で構成される「マンションの適切な維持管理」を目的とした団体です。

区分所有法」には「区分所有者全員で団体が構成されること」が明記されています。
そのためマンションの区分所有者になると、必ずマンション管理組合に加入しなければいけません

マンション管理組合の運営は、理事会役員によって構成される「理事会」が中心となって行うもの。

なお理事会役員は、組合員(区分所有者)の中から選出されます。
立候補や推薦、輪番制など、マンションによって理事会役員の決め方は異なります。

管理会社にすべてを任せっきりにしていると、住民が望んでいる形で管理されない可能性も。
そうすると毎月支払っている管理費が、適切に使用されず無駄になってしまいますよね。

たとえば築年数が多い場合だと「修繕積立金などのお金をどう使うか」などは、住みやすさに直結する課題です。
快適な住環境を保つためには「どのように、よりよい管理を行っていくか」を住民が主体的に考える必要があります

マンション管理組合の業務内容

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マンション管理組合の業務内容を

・理事会役員の場合
・理事会役員以外の場合

に分けて解説していきます。

理事会役員の場合

理事会役員の任期は1〜2年のケースがほとんど。
月に1回程度開催される「理事会」などの会議に出席しなければいけません

理事会役員の主な役職・業務内容は以下の通りです。

役職 業務内容
理事長 管理組合を代表して業務を行う。総会の招集をし、議長を務める。
副理事長 理事長を補佐し、不在時には代理を行う。
会計担当理事 管理費等の保管・運用など、会計業務を行う。
監事 組合の業務執行・財産状況を監査し、結果を総会に報告する。

理事会役員以外の場合

理事会役員でなくても、マンション管理は他人ごとではありません。
年に1度開催される「定期総会」は、理事会役員以外も参加します。

また以下のような業務が発生することも。

・マンション全体の大掃除に参加
・理事会が実施するアンケートへの回答

建て替えや修繕に関しては、組合員にも意見が求められます。
大半の組合員が理事長に一任していると、マンション管理組合が正常に機能しないでしょう。

役員でない住民も、当事者意識をもってマンションの課題解決について考えることが大切です。

管理組合と管理会社の違いは?

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最後に、管理組合と混同されやすい「管理会社」について解説します。

マンション管理会社とは、管理組合から委託された管理業務を行う企業のこと。
具体的にはマンションの点検や受付、清掃などの実務を担当します。

基本的に、管理会社は管理方法などに意見することはありません。
つまり管理の方向性を決めるのが管理組合で、実務を行うのが管理会社です。

団体名 意味 役割
管理組合 マンションの区分所有者によって構成される。 管理の方向性を決定する。
管理会社 管理組合から委託された管理・維持業務を行う企業。 管理の実務を担当する。

よりよい環境を維持するためにマンション管理組合は必要

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今回はマンション管理組合の業務内容や、管理会社との違いについて解説しました。

マンションの区分所有者になると、管理組合に加入する義務があります。
よりよい環境を維持するためには、住民が主体的に管理方法を考えることが重要ですね。

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