掃き出し窓はステップから落下・防犯面でデメリットあり!対策を解説の画像01

この記事で掃き出し窓のメリットの他に、デメリットと詳しい対策法を解説しています。
掃き出し窓の防犯やステップからの落下は対策をとれば解決できる問題なので、掃き出し窓を設置するか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。



開放的なリビングにしたいなら、掃き出し窓はマストだよね!
でも、デメリットもあるっていうからしっかり検討しないと・・・それぞれの対策を具体的に紹介していくよ♪

掃き出し窓とは?メリットは多いが「いらない」という声も

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掃き出し窓(はきだしまど)とは、リビングとバルコニー、庭などをつなぐ大きなサイズの窓のことです。
ほうきを使って掃除をしていた時代に、家の中のゴミを外に掃き出す役割があったことから、この名前になりました。

掃き出し窓には、

・引き戸タイプ
・上下にスライドするタイプ
・外に押し出して開くタイプ

などがあり、住まいの機能面やデザイン性によって使い分けられています。
では、掃き出し窓のメリットを見ていきましょう。

掃き出し窓のメリット
・開放的で部屋が広く感じる
・太陽光が入り明るい
・風通しが良い
・出入りがしやすい

掃き出し窓の最大のメリットは、採光です。
掃き出し窓は天井近くから床面まで接しているので、太陽光を遮らず、自然と明るい部屋にしてくれます。
また、庭やテラスとの間に壁がないので、開放的で風通しの良い空間にもなります。

これら掃き出し窓のメリットをまとめると、こんな人におすすめです。

掃き出し窓がおすすめの人
・ベランダやテラスにスムーズに出入りしたい
・部屋を広く見せたい
・明るくて風通しの良い部屋にしたい
・和室で庭など外の景色を楽しみたい
・掃き出し窓から家に出入りしたい

掃き出し窓は、リビングをバルコニーやテラスとつなげたり、外の景色を楽しんだりするのにうってつけです。
また、こだわりのバルコニーでベランダ・グランピングを日常的に楽しみたい人や、ルーフバルコニーをサブリビングとして活用したい人にもおすすめですよ。

「オシャレなベランダやルーフバルコニーがほしい!」と思っている人は、ぜひ関連記事をご覧ください。

<関連記事>
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ルーフバルコニーのおしゃれな使い方~マンションや賃貸の注意点~
ベランダ・グランピングとは?マンションでの注意点やグッズは?【DIY実例写真あり】

掃き出し窓は意外とデメリットも多い!対策法も解説

掃き出し窓は、住んでみるとデメリットが多いことに気付くという意見もあります。
実際に、「吹き出し窓はいらない!」という人もチラホラ。

雨水が室内に入らないようにする雨よけ対策は必須ですが、他にもいくつかデメリットがあります。
掃き出し窓の3大デメリットがこちら。

※タップすれば詳細を見られます

掃き出し窓につながるステップからの落下防犯対策と聞くと、ちょっと怖いイメージを抱くかもしれません。

しかし、これらは
・掃き出し窓に鍵を付ける
・ステップを手すり付きにする

など対策をとればクリアできる問題なので、ご安心を。

ここからは、デメリットの対策法を具体的に紹介します。

掃き出し窓のデメリット①ステップや縁台からの落下の危険性

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掃き出し窓のデメリットその①は、ステップや縁台から落下する危険性があること
特に、小さな子供がいるご家庭では気を付けたいところです。

掃き出し窓からベランダにつながっている場合は、ここで紹介するステップや縁台からの落下は関係ありませんが、ベランダからの落下にも注意しましょう。

掃き出し窓のステップや縁台からの落下対策

掃き出し窓の落下対策
・ステップや縁台に手すりを付ける
・網戸を付ける
・子供が手の届かない場所に鍵を付ける

掃き出し窓の外にあるステップや縁台からの落下を防ぐには、手すりを付けるのが効果的です。手すりがあると、不意の転倒も防ぐことができますよ。

また、掃き出し窓からステップや縁台に行かせないために、網戸や鍵を付けるという方法も。
ただ、子供が1歳を過ぎて歩き始めるようになると、鍵を自分で開けて出て行ってしまうことも考えられるので、子供の手が届かない場所に鍵を付けておくのがよいでしょう。

掃き出し窓にステップはいらない?必要?

掃き出し窓と庭に段差がある場合、ステップを置きたいですが、それは必須でしょうか?

家族全員が若く健脚であれば、ステップがなくても安全に出入りできるでしょう。
ただし、高齢者がいたり、膝や腰に痛みを持っている人などが家族にいる場合は、ステップを用意しておいたほうが安全です。その際は既述のとおり、手すり付きのステップなどを検討するとよいでしょう。

掃き出し窓のデメリット②目隠しカーテンなど防犯対策が必須

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掃き出し窓のデメリットその②は、防犯対策が必須なこと。
掃き出し窓は人が出入りしやすい反面、防犯面で心配な点があります。

例えば…
・外から丸見えになる
・空き巣が入りやすい
・生活環境を見られやすい

などです。

掃き出し窓は天井から床まであるので、カーテンをしていないと外から家の中が丸見えになってしまいます。
自然と外からの視線も入りやすく、生活環境を見られたり、空き巣に監視されたりする危険性も。
また、掃き出し窓は住人が出入りしやすい分、空き巣も出入りしやすいと言えます。
そのため、防犯対策に気をつける必要があります。

掃き出し窓の防犯対策

掃き出し窓の防犯対策はこちら。

掃き出し窓の防犯対策
・目隠しカーテンの設置
・防犯ガラスの設置
・シャッターの設置
・鍵を強化する

家の中を見られないために、掃き出し窓には目隠しカーテンを必ず設置するようにしましょう。外からの視線を防ぐだけでなく、日差しや紫外線をカットする効果もありますよ。

また、掃き出し窓にシャッターを設置して、家を空けるときはシャッターを閉めるのも防犯対策におすすめです。

さらに、掃き出し窓自体を防犯ガラスにするのも◎。
防犯ガラスは割れづらく見えづらいので、予算に余裕があれば積極的に活用したいところです。

他にも、鍵を強化するなど防犯対策はたくさんあります!
リフォームで防犯対策を強化することも可能なので、関連記事を参考にしてみてくださいね。

<関連記事>
新築・リフォームするなら必見!泥棒対策に効果の高い窓・鍵選びのコツと、5つの防犯対策

掃き出し窓のデメリット③冷気・結露・防音対策が必須

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掃き出し窓のデメリットその③は、冷気・結露・防音対策が必須ということ。
掃き出し窓は開放的な反面、ガラス面が多いからこそ発生するデメリットがあります。

例えば…
・冬は寒く夏は暑い
・光熱費がかかる
・結露が出やすい
・外音が伝わりやすい

などです。

まず、冬は寒く夏は暑いという点について、夏はわかりやすいですよね。窓が大きい分太陽光がたくさん部屋に入り、室温が上がります。
冬も夏と同じく太陽光は入ってきますが、外の冷気も同時に入るため、相対的に寒くなります。
そのため、光熱費がかかったり、室温と外気の温度差で結露が出やすくなったりします。

また、壁に比べて薄いガラス窓は外の音が伝わりやすいので、大通りの近くや人通りが多い場所に住宅を建てる場合は、防音対策をとるのがベターでしょう。

掃き出し窓の冷気・結露・防音対策

住みやすさに大きく関係する掃き出し窓の冷気・結露・防音対策はこちら。

掃き出し窓の冷気・結露・防音対策
・温度差が出にくいガラスを入れる
・二重サッシにする

掃き出し窓の冷気や結露は、温度差の出にくいガラスを入れることで対策できます。
温度差の出にくいガラスは、普通のガラスに比べるともちろん高価ですが、あとから掃き出し窓をリフォームする方が断然費用がかかってしまいます。
掃き出し窓の寒さ対策・結露対策は、家を建てる打合せの段階でよく話し合ってみてください。

どうしても住んでみてから対策をとりたい場合は、ちょっと大変ですが、掃き出し窓の内窓をDIYするという方法もあります。
DIYに自信がある方は、挑戦してみてもいいかもしれません。
下記の記事に結露防止の対策グッズをまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

防音対策は、二重サッシにすることで解決できます。
ただ、周囲の騒音については住んでみないとわからない部分もあるので、心配な場合は騒音トラブルの記事をご覧ください。

<関連記事>
結露防止の対策はグッズ(ワイパー・スプレー・シート・ヒーター)より物件選び!
騒音トラブルの相談や苦情~マンションの対策や騒音計の測定方法~

掃き出し窓と腰窓の違い~向いているのはどっち?~

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注文住宅を建てる時、「掃き出し窓」「腰窓」などの選択肢があります。
掃き出し窓と腰窓の違いは、窓下の壁の有無で、窓下に90㎝以上の壁があるものを腰窓と呼びます。

ちなみに、窓下10~20㎝程度の壁があるのは何と呼ばれているかというと・・・明確には決められておらず、メーカーによって呼び方が異なるようです。

腰窓がおすすめの人
・窓の下に家具を置きたい人
・西日が強い部屋
・大通りに面している部屋

開放的な部屋にしたいからと、掃き出し窓を増やすのはちょっと問題があります。
第一に、掃き出し窓だと家具が置けないということ。
机や収納棚など、壁にそって配置したい家具は、掃き出し窓の前には置けません。
一方、腰窓であれば窓の下に家具が置けるので、家具の置き場所の選択肢が広がります

また、大通りに面している部屋や、西日が強い部屋は要注意!
前述した防犯面の心配に加えて、ホコリなども室内に入りやすくなります。
掃き出し窓で西日が強いと、時間帯によっては暑く眩しいので、腰窓にしてカーテンを付けるなど対策をする方がベターです。

注文住宅を建てる際は、ライフスタイルや部屋の方角に合った窓の種類を選びましょう!


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