
ペントハウスとは、「マンションの最上階に建てられた家」のことで、下の階の天井を利用した広いルーフテラスがあったり、吹き抜けの大きな玄関があったりする点が特徴です。
わかりやすく最上階という言い方をしましたが、より詳しくいうと、マンションの屋上に建てられた物件がペントハウスです。
賃貸・分譲、どちらの物件もありますが、一般的にペントハウスと呼ばれる住居は高級マンションの最上級物件を指す場合が多く、価格帯はかなり高めに設定されています。
ラグジュアリーなイメージのあるペントハウス。
憧れの高級住宅に住んだ場合のメリット&デメリットとはどういったものでしょうか。
高級物件であるペントハウス。そこに住むとしたら、ステイタスになるのは間違いないですよね。
ただ実際に暮らすとしたらどんなデメリットが出てくるのでしょう?
気になる販売価格の相場もまとめてみましたよ!
- ペントハウスのマンション(賃貸物件・分譲)とは?特徴まとめ
- ペントハウスのマンション物件(賃貸・分譲)に住む5つのメリットとは?
- ペントハウスのマンション物件(賃貸・分譲)に住む5つのデメリットとは?
- ペントハウスのマンション物件っていくら?賃貸・分譲・中古は?
- ペントハウスのマンション物件は、ニフティ不動産で検索!
ペントハウスのマンション(賃貸物件・分譲)とは?特徴まとめ

ペントハウスのマンション(賃貸物件・分譲)は、高級マンションの最上階(屋上)に建てられた高級住宅のことを言います。
分かりやすく例えると、ウエディングや賀詞交換会などで利用されるホテルの最上階のスカイホール・ラウンジ・ダイニングバーのようなイメージです。
非常にラグジュアリーな内装になっている場合が多く、下の階の物件とは部屋の設計自体が異なっているケースがほとんどです。
ペントハウスの特徴とは?
ペントハウスの特徴といえば、「高い天井」!
ただ高いだけではなく、吹き抜けになっていたり、メゾネットタイプになっていたりと、縦の空間を贅沢に使用した間取りになっているケースが多いです。
理由としては、「マンションの最上階にあるため」というのが1つ。
あとは北側斜線制限の関係から、屋根を斜めにする必要があるから、という理由があります。
北側斜線制限とは、北側の近隣住宅の日照面積を確保するため法律で定められている規制のことを言います。
この制限があるため、ペントハウスの多くは建物の北側につくられています。
ペントハウスの目玉であるルーフテラスは南向きに設置し、斜めにした天井を上手に生かすため、吹き抜けやメゾネットタイプの間取りにしているのです!
<参考記事>メゾネットタイプのマンション物件とは?
ペントハウスのマンション物件(賃貸・分譲)に住む5つのメリットとは?

ペントハウスはマンションの屋上につくられる高級物件です。
一般的なマンションの物件とは異なり、吹き抜けが作られていたり、専用のルーフバルコニーやプールなどが設置されたりしているところも。
まるで映画に出てきそうなオシャレな物件ではありますが、そんなペントハウスに本当に住むとしたら、どんなメリットがあるのでしょうか。
①ペントハウスはラグジュアリー感とステイタスは申し分なし
ペントハウスに住む上での最大のメリットは「ステイタス」でしょう。
高級マンションの最上階という立地はもちろん、ペントハウスによってはプールがついていることも!
ペントハウス居住者専用のエレベーターが用意されているところもあり、他の物件ではあまりない豪華な設備を楽しむことができます。
②ペントハウスはプライバシーが守られ、騒音問題もなし
多くの場合、ペントハウスは屋上に一戸だけ。
そのため、隣人の目や騒音などを気にせず暮らすことができます。
また、近隣に同じような高さのマンションがない場合は、他の建物からの視線を気にする必要がなく、洗濯物なども気兼ねなく干すことが出来そうです。
③ペントハウスは東京都内23区や大阪などの都心部に集中
ペントハウスは高級マンションの最上階につくられるため、必然的に高級マンションが多く建てられている東京都内、中でも23区に物件が集中しています。
そのため都心へのアクセスがよく、通勤や通学に便利なケースが多いです。
東京以外でも、大阪や名古屋など都市部では、ペントハウスのある高級マンションが多く建設されているようです。
④ペントハウスは一戸建て感覚で住み心地最高
最上階を独占的に利用できるペントハウス。
そのため一戸建て感覚で暮らすことが可能です。
物件によっては、猫や犬などマンションでは飼いにくいペットの飼育も可能であったり、ピアノなどの楽器も演奏可能だったりします。
生活スタイルによっては、ペントハウス暮らしは非常にメリットがありますね。
⑤ペントハウスは海外製の大型家具を置いても開放的
ペントハウスは、日本の一般的なマンションよりもかなり敷地面積が広い場合が多いです。
海外製の大型家具を置いても十分スペースがあるのだとしたら、インテリアにはかなりこだわれそうですね!
海外ドラマのような、オシャレでラグジュアリーな家に憧れる方にとってはペントハウスはオススメの物件といえるでしょう。
ペントハウスのマンション物件(賃貸・分譲)に住む5つのデメリットとは?

高級感溢れるペントハウス。
まるで海外セレブのような気分が味わえるラグジュアリーな物件です。
そんなペントハウスに実際に住むとしたら、どんなデメリットが出てくるのでしょうか。
ペントハウスに暮らす上でのデメリットをまとめてみました!
①ペントハウスは毎朝の通勤時間のエレベーターが大変
ペントハウスに暮らす上でのデメリットとして、「混雑したエレベーター」が挙げられます。
ペントハウス居住者専用のエレベーターがあるところであれば問題ないですが、基本的に朝の通勤時間はエレベーターの込み具合もMAX!
満員電車に乗る前に、満員のエレベーターに乗り込まなければ仕事にいけないという可能性も。
混むだけならまだしも、エレベーターがなかなか来ないというケースも想定できますので、ペントハウスに住む場合は家を出る時間を工夫する必要があるかもしれません。
②ペントハウスは広いけど収納や居住スペースは狭いかも
ペントハウスに住むのなら、気を付けなければならないのが収納&居住スペース。
物件自体は広くても、吹き抜けなどがデッドスペースになっている場合も多く、実際の生活するためのスペースがかなり狭い物件も多く存在しています。
ペントハウスは確かにステイタスにはなりますが、フロアを変えるだけで同じ広さの物件がかなりお手頃な賃料、もしくは分譲価格になっているケースも多々あります。
どちらに住みたいか、引っ越しを決める前に冷静に考えてみましょう。
③ペントハウスのマンション階数によっては眺望が悪いかも
ペントハウスはマンションの最上階に建てられた物件ですが、マンション自体の階数が低ければ見晴らしの良い眺望は望めません。
また階数のあるマンションだとしても、近隣に同じ高さのマンションがいくつもあるのであれば、プライベート感があまり感じられないことも。
物件を決めてしまう前に、建物の階数と周辺環境はチェックしておくことがオススメです。
④ペントハウスは冷暖房の調節が大変!光熱費が高くなる
吹き抜けやメゾネットタイプが多いペントハウスでは、冷暖房が効きづらいのがデメリット。その上、最上階という立地から、夏は熱がこもりやすく、冬は寒風にさらされ寒いという特徴があります。
眺望を楽しむため吹き抜け部分をガラス張りにしている物件も多く、余計に冷暖房が効きづらくなっています。
ペントハウスに住む場合は、毎月の光熱費が通常の物件以上にかかることを覚悟しておきましょう。
⑤ペントハウスは家賃や分譲価格だけじゃなく共益費や管理費も高い
ペントハウスが建てられている屋上は、本来であればマンションの共有部分になります。
そのスペースを独占的に使用している形になるため、ペントハウスの共益費や管理費は、マンションの他の部屋よりも高く設定される傾向があります。
ただでさえ高額な家賃、もしくは分譲額を払った上に割高な共益費・管理費を払うことになるので、本当に払うだけの価値があるのかどうか、きちんと考えてから決断するのをオススメします。
ペントハウスのマンション物件っていくら?賃貸・分譲・中古は?

ペントハウスのメリット、デメリットはご理解いただけたと思います。
さて、実際に住むとしたらペントハウスの価格帯はいくらぐらいなのでしょう。
「新築分譲価格」「中古販売価格」「賃料(家賃)」の3パターンから、ざっくりとした相場価格を調べてみました!
<東京都内のペントハウスの価格と家賃相場>
値段 | |
---|---|
新築分譲価格 | 1億円前後~ |
中古販売価格 | 5,000万円~8,000万円 |
賃料(家賃) | 50万円~100万円 |
一覧表にしてみると、新築で購入するためにはかなりの資金が必要なことがわかりますね。
新築物件の場合は都心の一等地に建設されることが多く、また気鋭のデザイナーが内装を担当しているケースがあるので、余計に金額が高くなっていることがあります。
一方で、中古マンションであればかなり金額に幅があることがわかりました。
都心の一等地であってもお手軽な価格で売りに出されているケースも多く、掘り出しものが見つけられる可能性も!
ペントハウスに暮らすのであれば、中古物件を購入して自分好みにリノベーションしてみるのも1つの選択肢かもしれません。
<参考記事>リノベーションとは?リフォームとは何が違うの?
また、ペントハウスはどんな場所の、どんなマンションの物件を選ぶかで、価格帯はだいぶ変わってくるようです。
もちろんペントハウスのメリットを最大限享受したいのであれば、高級タワーマンションのペントハウスを選ぶべきですが、ものによっては10階程度のマンションでもペントハウスを設置しているところがありました。
周囲の状況によっては、10階建てだったとしても、十分メリットを得られる場合があるので、内見をしてから判断してみるのが良いでしょう。
ペントハウスのマンション物件は、ニフティ不動産で検索!
憧れの高級住宅であるペントハウス!
マンションの最上階を独り占めできるステイタスは、他ではなかなか手に入らないものですよね。
「誰もが羨むような家に住みたい!」
「海外ドラマに出てくるようなオシャレな家に住みたい!」
そう思われる方にとっては、ペントハウスはオススメの物件です。
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