
今回、取材協力をしていただいたのは、山梨県北社市で移住アドバイザーとして活動中の三浦さん。
北社市の魅力、移住の決め手やポイントを語っていただきました。
- 北杜市ってどんな街?
- 北杜市移住の魅力は?移住するメリットは?
- 北杜市へ移住したら東京に通勤可能?
- 北杜から東京への通勤におすすめの交通手段は?
- 北杜市に移住する時に気をつけることは?
- 北杜市へ移住したきっかけ・決め手となったポイント
- 北杜市へ移住の移住を検討するなら
北杜市ってどんな街?
北杜市の面積は山梨県内で最も広く(602.48k㎡)、土地の約70%は山林が占めています。標高400〜1400㍍で、年間の平均気温は12.1度となっています。
北杜市は避暑地としても人気です。日照時間が日本一長い地域として有名。北杜市には、豊かな自然を生かした自然体験スポットや絶景など見どころがたくさん有ります。たとえば、夏は川遊びやキャンプ、冬は雪遊びを楽しめます。山梨県の特産物であるぶどうやももをおいしくいただけます。
北杜市移住の魅力は?移住するメリットは?

市内の絶景スポット「清里テラス」
実際にご家族で山梨県北社市に移住された三浦さんに、北杜市の魅力をお聞きしました。
北杜市の魅力は以下の6点です。
・自慢できる圧倒的な山岳景観がある
・登山口まで車で20分
・野菜と水と空気が美味しい
・夏の涼しさと冬の凍てつく寒さ
・田舎すぎず開発され過ぎていないちょうどよい街並み
・太陽と共に生活している人間らしさ
自慢できる圧倒的な山岳景観がある
北社市は標高2967㍍の甲斐駒ヶ岳、山頂まで登ると日本アルプスが見える茅ヶ岳など有名な山岳に囲まれています。朝日や夕陽に照らされると山肌が赤くなる赤岳はまさに絶景です。
登山口まで車で20分
北杜市からは、上記の山々の登山口まで車で数十分。晴天率が高い北社市、山々は眺めるだけでなく、登山で実際に歩きながらその魅力を味わうことができます。
清らかな水と空気のおかげで野菜がおいしい
自然の中の澄んだ空気、南アルプスの清らかな水がおいしい野菜をはぐくみます。北社市の特産物として、ほどよい辛みが特徴の浅野ダイコン、つがるりんご、桃太郎トマトなどが有名。
ミネラルウォーターの生産量日本一の北杜市の水を使えば、料理も美味しくできそうです。
夏の涼しさと冬の凍てつく寒さ
北杜市の気候は、夏の涼しさと冬の寒さが特徴的です。気象庁のデータによれば、標高が867㍍の観測地点で、8月時点の月平均気温は22.6度。夏でも快適に過ごすことができそうですね。一方で、1月の平均最低気温はマイナス10℃前後。冬の寒さには覚悟が必要そうです。住宅の断熱などはしっかり確認しておくと安心ですね。
田舎すぎず開発され過ぎていないちょうどよい街並み
自然もありながら商業施設などのアクセスも便利な点も北杜市の魅力と言えます。
北社市内の街並みは地域により異なります。北社市内の土地の約76%は森林地域で甲斐駒ヶ岳、南アルプス周辺では美しい自然景観、低地部では水田地帯が広がっています。長坂駅周辺から長坂lC周辺には商店街や商業施設が並んでおり、地域住民の暮らしの中心地となっています。
太陽とともに生活することで得られる人間らしさ
北社市は日照時間が日本一です。人は日光にあたることで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを体内で分泌します。北社市の日照時間は長いので、セロトニン分泌、ビタミンD生成など身体によい効果を期待できます。
北杜市へ移住したら東京に通勤可能?

市内にある清里駅
北社市へ移住された三浦さんへ東京に通勤可能かどうかお聞きしたところ、「東京まで週1回などで通うのが現実的」と回答をいただきました。
周りには、母親と子どもは北杜で過ごして夫は単身赴任という場合が多いそう。東京への毎日の通勤は厳しそうですが、隔週または月1のMTGに参加のリモートワーカーなどであれば現実的という声もいただきました。
北杜から東京への通勤におすすめの交通手段は?
三浦さんによると、北杜市から東京への通勤は、高速バス、電車、自家用車のどれかがよいそうです。
高速バスは、3時間程度で北杜市と東京を走ります。
高速バス乗り場には駐車場もあり、自家用車があればエリア問わず使える手段です。
注意点としては、渋滞があること。フレックス制度等で時間が柔軟な出勤者なら利用可能と言えます。
電車は特急を使えば、北杜・東京間は2時間半弱。
駅周辺に無料駐車場が完備されている中央本線がとくにおすすめです。
自家用車での東京通勤は、運転が好きな方にはおすすめできます。
市内の場所によりますが、だいたいドアtoドアで3時間ほどで、高速に乗ってるのは2時間ほどになります。
北杜市に移住する時に気をつけることは?

リゾート地の面影を残す清里の街並み
実際に北社市に住んでいる三浦さんが思う気をつけるポイントは以下の4点です。
・仕事があるかどうか
・家
・自家用車
・寒さ
仕事があるかどうか
自然豊かな地域なので、農業が盛んに行われています。北社市での仕事は農業や生活に関わるものが中心となります。インターネット回線を通わせているのが必須条件ですが、田舎で暮らしていてもパソコンがあればテレワーク可能な企業の仕事はできます。北杜市以外の企業であっても、テレワークを許容してくれのであれば、北杜市に住みながら仕事を続けることができそうですね。
家
物件を探している場合は、引越しをする半年以上前ぐらいから余裕を持って探した方がよいでしょう。
土地を購入して新築を建てる方が多いようです。また、家族で移住する場合、中古物件を購入して、水回りをリフォームする方法があります。
戸建てではなく集合住宅を希望する場合、マンションは少なく、アパートやハイツが多いことは知っておくと良いでしょう。
自家用車
徒歩圏内に店舗があることは稀。買い物や外食、その他のお出かけのためには、車移動が原則です。ペーパードライバーの方には少し大変かもしれませんが、移住する前に運転に慣れておくのが必要でしょう。
寒さ
北社市では、冬の気温は最低マイナス10℃まで下がります。断熱性能の高い家で過ごす、薪ストーブを焚べる、衣服で体温調節するなどの工夫が必要です。なお、その寒さの割に積雪量が少ないというのも知っておくとよいでしょう。
北杜市へ移住したきっかけ・決め手となったポイント
北社市へ家族で移住した三浦さんに、移住のきっかけを質問したところ、以下の回答をいただきました。
「東京の生活よりも豊かな環境にいた方が、自分もこどもも刺激があるのではと思ったことです。
東日本大震災がきっかけで、生き方を考え直そうと思いました。
仕事の区切り(15年勤務)もよく、第二の人生のスタートは、少しでも若いうちに、環境の変化、チャレンジをした方がいいと考えました。
逆に都内にはこれからも帰れる気がすると、決めこまず、気楽に割り切ってます。答えがない人生なので、そうでないと決断できないと思います。
移住の決め手となったポイントとして、仕事の切りの良さ、子どもの小学校入学、中学校入学のタイミングで選びました。
選択と決断の一番の決め手は「勢い」と「タイミング」です。
旅や結婚や移住など全てこの言葉に集約されている人生なので迷いはありませんでした。
農的な暮らしがしたいと、移住数年前から週末農業に通い、コミュニティを訪れたり、先輩移住者に話を聞いたりしていました」
北杜市へ移住の移住を検討するなら

市内から望む甲斐駒ヶ岳
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