シリコン塗料とは?メリット・デメリットや価格相場、耐用年数も紹介!の画像01

「マイホームの外壁や屋根に取り入れてみようかな」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、シリコン塗料のメリット・デメリットや価格、耐用年数など、知っておきたい特徴について詳しく解説します。

他の塗料との違いについても取り上げるので、本記事を読めば、屋根や外壁に使用する塗料を決められるはず。
マイホームを建てる予定がある方やリフォームを考えている方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。



シリコン塗料とは?

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「シリコン塗料」とは、ベースにアクリルを使用し、シリコン樹脂を混ぜて作られた塗料のこと。正式名称は「アクリルシリコン塗料」です
シリコン樹脂はケイ素を核とした無機化合物なので、性質が安定しているのが特徴。したがって、シリコン樹脂が混ざっていない「アクリル塗料」よりも「シリコン樹脂」の方が耐久性が高いです。
シリコン塗料は、含まれているシリコン樹脂の含有量によって性能の高さが変わるという特長があります。「シリコン塗料」を選ぶときは、シリコン樹脂の含有量をチェックするようにしてください。

シリコン塗料はコストパフォーマンスに優れているので、多くの住宅の外壁や屋根に使用されています。
日本にある戸建て住宅で考えると、約7割〜8割は「シリコン塗料」を使用して外壁塗装を行っていますよ。

シリコン塗料の油性と水性の違い

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シリコン塗料は、「油性塗料」と「水性塗料」に分かれます。
水で塗料を薄めたものが「水性塗料」、シンナーなどの有機溶剤を使って薄めたものが「油性塗料」です。
両者にメリット・デメリットがあるので、把握しておくと塗料を選びやすいでしょう。

メリット デメリット
油性塗料 ・耐久性が高い
・乾燥時間が短い
・水性塗料よりも値段が高い
・火気に注意が必要である
水性塗料 ・臭いが少ない
・値段が安い
・金属素材への塗装には向かない
・乾燥しにくい

塗装を長持ちさせたいなら、耐久性が高い油性塗料がおすすめ。
ただし臭いが強いので、小さなお子さんやペットがいる家庭には向かないかもしれません。
一方で、値段の安さを重視するなら水性塗料がおすすめです。
ただ、金属素材への塗装はできないので注意しましょう。
なお、近年では開発が進み、油性塗料と水性塗料の違いはほとんどなくなってきているといわれています。

シリコン塗料の1液型と2液型の違い

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シリコン塗料は、油性か水性かとは別に、「1液型」と「2液型」という種類にも分けられます
「1液型」とは、1つの缶に入った液体だけで塗料として使用できるもののこと。
一方で「2液型」とは、2つの異なる缶に入った液体(主剤と硬化剤)を混ぜ合わせて使う塗料のことです。
「1液型」は価格が安く、使用する前に塗料を混ぜる手間がかかりません。
ただ、「2液型」に比べると耐久性が低いのがデメリットです。
「2液型」は耐久性は高いですが、保存しづらいのが難点。
数時間ほどでカチカチに固まってしまうので、混ぜ合わせたらすぐに使わなければなりません。
上記のようなメリット・デメリットを把握したうえで、「1液型」か「2液型」かを選ぶようにしましょう。

シリコン塗料のメリット5つ

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「シリコン塗料はどのような点で優れているの?」と疑問に思っている方に向けて、シリコン塗料を使用するメリットを5つ紹介します。

1.価格が比較的安い
2.カラーバリエーションや種類が豊富である
3.光沢感が出る
4.汚れがつきにくい
5.紫外線に強い

シリコン塗料のメリットについて詳しく説明します。

1.価格が比較的安い

シリコン塗料は、耐久性が高いフッ素塗料や無機塗料に比べると価格が安いです。
ウレタン塗料やアクリル塗料に比べると価格は高くなりますが、その分耐用年数が長くなります。
したがって、シリコン塗料はコストパフォーマンスに優れた塗料だといえるでしょう。

2.カラーバリエーションや種類が豊富である

シリコン塗料は普及率が高いので、カラーバリエーションや種類が豊富です。
断熱機能や遮熱機能を備えたものや、耐久性に優れたものなど、利用者のニーズに合わせてさまざまな商品が販売されています
業者としっかり相談しながら決めていけば、あなたの希望通りのシリコン塗料が見つかるでしょう。

3.光沢感が出る

他の塗料に比べて光沢感が出やすいという点も、シリコン塗料の魅力です。
光沢感があると、仕上がりがきれいに見えます
また、光沢が保持される期間も比較的長いので、「マイホームの見栄えをなるべく長く保ちたい」という方にもおすすめです。

4.汚れがつきにくい

シリコン塗料には雨や泥などを弾く性質があるので、汚れがつきにくいです
こまめな掃除や定期的なメンテナンスはもちろん必要ですが、美しい外観を保ちやすいのはメリットですね。

5.紫外線に強い

紫外線に強いという点もシリコン塗料のメリットです。
長時間日差しを浴びても劣化が進みにくいので、九州・沖縄地方など、日差しが強い地域の住宅にもおすすめできるでしょう

シリコン塗料の価格相場

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シリコン塗料の価格相場は、1㎡あたり約1,800〜3,500円程度です。
一般的な戸建て住宅(30坪)に外壁塗装を行う場合を考えると、費用目安は50万〜80万円前後になるでしょう。
ただ、上記はあくまで目安です。実際には、含まれているシリコン樹脂の割合や備えている性能によって価格が変動します。
業者とよく相談して、自分の希望に合ったシリコン塗料を選びましょう。
また、外壁や屋根を塗装するなら、上記に加えて足場の設置費が15万〜25万円程度かかる場合が多いです。

シリコン塗料の耐用年数

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シリコン塗料の耐用年数は、外壁塗装の場合は10年〜15年、屋根塗装の場合は8年〜12年程度です。
ただ、上記もあくまで目安です。シリコン塗料の中にもグレードがあるので、どの商品を選ぶかで耐用年数も変わってきます。
また、美観を長く保ちたければ、泥や汚れがついたときにこまめに掃除することも大切です。

シリコン塗料での塗装が向いている部分

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住宅の中で、シリコン塗料での塗装が向いている部分を紹介します。

外壁

シリコン塗料での塗装が最もおすすめな部分は「外壁」です。
外壁は汚れが目立ちやすい部分なので、「なるべく手間をかけずに美観を保ちたい」と考えている方は多いでしょう。
先述したように、シリコン塗料には「汚れがつきにくい」という性質があります。雨水・泥・埃・排気ガスなどの汚れから外壁を守ってくれるので、美しい見た目を長く保てますよ。

屋根材

「屋根材」の塗装にシリコン塗料を使用するのもおすすめです。
ただ、屋根は外壁に比べると紫外線や雨水の影響を受けやすいので、劣化が早く進みます。
したがって、耐用年数が15年程度の高耐久のシリコン塗料を選ぶようにしましょう。

付帯部

外壁や屋根をシリコン塗料で塗装した場合は、「付帯部」もシリコン塗料で塗装するようにしましょう。
付帯部とは、軒天や幕板、雨樋や雨戸のこと。
たとえば、費用を節約するために付帯部をウレタン塗料で塗装してしまうと、耐用年数に違いが出てしまいます。
塗り替えのタイミングが別々になると費用が余計にかかってしまうので、注意が必要です。
リフォームにかかる費用や手間を削減したいなら、使用する塗料を統一するようにしましょう。

シリコン塗料のデメリット3つ

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シリコン塗料にはメリットだけではなく、デメリットも存在します。

1.ひび割れしやすい
2.重ね塗りしづらい
3.グレードが高い塗料に比べると耐用年数が短い

デメリットを把握しないまま住宅の塗装に使用してしまうと、「他の塗料を選べばよかった」と後悔してしまうかもしれません。
以下で詳しく解説していくので、しっかりと確認しておきましょう。

1.ひび割れしやすい

シリコン塗料には、ひび割れしやすいというデメリットがあります。硬くて剝れにくい分、弾力性に欠けるからです。
したがって、地震などの大きな揺れで外壁材がひび割れした場合、塗膜もひび割れを起こしてしまう可能性は高いでしょう。
ただ、下塗り材に弾性塗料を使用したり、弾性硬化剤が含まれる2液型シリコン塗料を使用したりすれば、ひび割れのリスクは減らせます。
業者と相談しつつ、最適な方法を選択していきましょう。

2.重ね塗りしづらい

シリコン塗料は、重ね塗りに向かない場合があります。重ね塗りした塗料を弾く性質があるからです。
ただ、「絶対に重ね塗りができない」というわけではありません。シリコン塗料と相性が良い下地材を使えば、重ね塗りをしてもきれいに塗装できます
したがって、シリコン塗料で塗装した外壁の塗り替えリフォームを行う場合は、シリコン塗料の特性を理解した業者に依頼するようにしましょう。

3.グレードが高い塗料に比べると耐用年数が短い

シリコン塗料は、さらにグレードが高い塗料に比べると耐用年数が短いです。
たとえばフッ素塗料や無機塗料は、15年〜25年程度長持ちします。
シリコン塗料だと、10年に1度を目安に塗り替えリフォームが必要になるので、「手間がかかる」と感じる方もいるかもしれません。
シリコン塗料の中でも、商品によって耐用年数に違いがあります。しっかりと比較・検討することが大切です。
価格だけではなく耐用年数も考慮して、最適な塗料を選びましょう。

シリコン塗料と他の塗料を比較!

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「塗料の種類が沢山あるので、どれを選べば良いかわからない」という方に向けて、シリコン塗料と他の塗料をわかりやすく比較しました。
塗料選びの参考にしてください。

塗料の種類 1㎡あたりの施工価格 耐用年数(外壁) メリット デメリット
ウレタン塗料 1,000円~2,000円 8年~10年 ・価格が安い
・ひび割れしづらい
・耐用年数が短い
シリコン塗料 1,800円~3,500円 10年~15年 ・コストパフォーマンスに優れている
・種類が豊富
・ひび割れしやすい
フッ素塗料 3,000円~4,800円 15年~20年 ・耐用年数が長い
・艶がある
・艶消しできない
無機塗料 3,500円~5,000円 15年~25年 ・耐用年数が長い
・燃えにくい
・価格が1番高い

表を見るとわかるように、シリコン塗料は、価格も耐用年数も4つの塗料の中で中間に位置しています。
それぞれの塗料にメリット・デメリットがあるので、何を優先したいかによって、選ぶべき塗料も変わってくるでしょう。
しっかりと比較・検討して、後悔のない塗料選びをしてください。

シリコン塗料おすすめ人気ランキング6選!

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さまざまな会社から発売されているシリコン塗料。
ここでは、その中でも人気が高い6つの企業と商品を紹介します。

1.日本ペイント
2.エスケー化研
3.アステックペイント
4.菊水化学工業
5.関西ペイント
6.アサヒペン

外壁や屋根にシリコン塗料を使用したいと考えている方は、チェックしておきましょう。

1.日本ペイント

日本ペイントは、建築用塗料や自動車補修用塗料、一般工業用塗料など、さまざまな塗料を開発・販売している大手企業です。
中でも根強い人気を誇っているのが、「水性サーモアイウォールSi」(水性・1液型)です。遮熱効果が見込めるので、室内の温度が外気温に左右されにくくなるのが特徴。
電力使用量の削減にもつながります。
金属系サイディングやコンクリート、モルタルやスレートなど、さまざまな建材に使用できるのも魅力的です。

2.エスケー化研

エスケー化研は、日本だけではなく海外にも事業所を展開する建材・塗料の総合メーカーです。
外壁用のシリコン塗料の中で人気なのが「クリーンマイルドシリコン」(弱溶剤・2液型)」。古い塗料の上からでも塗りやすいと評判です。
また、汚れがつきにくく光沢も持続するので、美しい外観を維持できます。
耐久性に優れた屋根材用のシリコン塗料も多数販売されていますよ。

3.アステックペイント

アステックペイントは、「高品質・高機能な塗料でお家の寿命を塗り替える」をコンセプトに掲げている企業です。塗料を通じて建物の寿命を延ばせるように、日々開発に励んでいます。
「汚れやすさ」を重視した商品や、「見た目の美しさ」「防カビ・防藻性」に焦点を充てた商品など、利用者のニーズに合わせてさまざまな塗料が販売されていますよ。
公式サイトでは「対応素材」で塗料検索もできるので、気になる方はチェックしてみてください。

4.菊水化学工業

菊水化学工業は、「世の中にない新しい塗料の開発」を志す企業です。
住宅の下地調整塗材から仕上材までの製品を扱う業界唯一のメーカーなので、施工に関する知識が豊富なのが魅力。
他の企業に比べると、販売しているシリコン塗料の種類も多いです。
「遮熱性」「透湿性」「防カビ性」「防火性」など、塗料によって備わっている機能もさまざまなので、希望に沿ったシリコン塗料がきっと見つかるでしょう。

5.関西ペイント

関西ペイントは、建築用塗料や船舶用塗料、工業用塗料など、さまざまな塗料を研究・開発している企業です。サステナビリティにも力を入れています。
人気を集めている塗料は、屋根材用の「スーパーシリコンルーフペイント ハイブリット」(弱溶剤・2液型)です。速乾性に優れているので施工しやすく、古い塗膜の上からでもきれいに塗装できます。
ハイグレードなシリコン塗料なので、耐久性が高いのも魅力的です。

6.アサヒペン

アサヒペンは、家庭用で使いやすく、安全性が高い塗料を開発・販売している企業です。
非危険物でノンフロンの「水性ニュースプレー」や、「ガス抜きキャップ付塗料スプレー」など、他のメーカーにはない商品の発売で注目を集めました。
ペットやお子さんがいる家庭でも使いやすい、水性塗料を多く販売しているのがアサヒペンの魅力。特に「水性シリコンアクリル外かべ用」は、水性塗料なのに耐久性が高く、多くの方から選ばれています。

シリコン塗料で塗装する際の注意点4つ

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シリコン塗料で塗装する際の注意点を、3つ紹介します。

1.モルタル外壁とは相性が悪い
2.10年以内に引っ越し・売却の予定がある場合は向かない
3.冬の寒い時期は塗装工事に適さない
4.塗装工事中は洗濯物の外干しができない

塗装工事を依頼する前に、しっかりと把握しておきましょう。以下で詳しく解説していきます。

1.モルタル外壁とは相性が悪い

シリコン塗料は、モルタル外壁とは相性が悪い場合があります。
モルタルはひび割れを起こしやすい外壁材なので、そこにひび割れしやすいシリコン塗料を塗装してしまうと、デメリットが大きくなってしまうからです。

しかし、「モルタル外壁にシリコン塗料は絶対に塗装できない」というわけではありません。商品によっては、モルタル外壁にも対応している場合があります。
また、下塗りの塗料を工夫すれば、ひび割れを防げる可能性もありますよ。
マイホームの外壁がモルタルの場合は、まずは塗装業者に相談してみましょう。

2.10年以内に引っ越し・売却の予定がある場合は向かない

10年以内に引っ越しやマイホーム売却の予定がある場合は、シリコン塗料よりも安い塗料を選ぶのがおすすめです。

シリコン塗料の耐用年数は、外壁塗装で10年〜15年。シリコン塗料よりも価格が安いウレタン塗料でも8年〜10年程度は持ちます。
長く住むつもりがない住宅なら、シリコン塗料よりも安い塗料を使用した方が費用の節約ができるでしょう。

3.冬の寒い時期は塗装工事に適さない

冬は塗装工事に適さない時期です。気温が低いと塗料の乾燥に時間がかかるので、工期が延びてしまいます。

工事期間中は普段通りの生活ができない部分もあるので、工期が延びると不便です。
塗装工事をスムーズに終わらせたいなら、春〜秋の雨が少ない時期を選ぶのがおすすめですよ。
ただ、冬は塗装工事業者の閑散期なので、費用を安くしてもらえる可能性はあります。

4.塗装工事中は洗濯物の外干しができない

塗装工事中は、洗濯物の外干しができません。塗料が洗濯物に飛散してしまう可能性があるからです。
したがって、家族の人数が多い家庭の場合は、洗濯物が増える夏場などは避けた方が良いかもしれません。
洗濯物の外干しができないことも考慮したうえで、塗装工事の時期を選ぶようにしましょう。

シリコン塗料を使用した施工事例を紹介!

シリコン塗料を使用した外壁や屋根の施工事例を紹介します。シリコン塗料に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

シリコン塗料の中塗り作業

nakahashi_tosouさんは、シリコン塗料を使用した中塗りの様子をインスタグラムに投稿しています。
このように、施工中の写真をSNSなどに投稿している業者さんだと安心ですよね。
写真を見ると、中塗りだけでも充分綺麗に見える仕上がりです。
ここからさらに上塗り作業を行って、外壁の塗装を仕上げていきます。

屋根・外壁・シャッターの塗装

同じくnakahashi _tosouさんの投稿から、屋根・外壁・シャッターの塗装事例を紹介します。
シリコン塗料を使用しているので、しっかりと艶が出ていて美しい仕上がりです。
色のコントラストも綺麗ですね。
この事例のように複数箇所を同時に施工すれば、足場代や諸経費の節約になりますよ。

シリコン塗料に関するよくある質問

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最後に、シリコン塗料に関するよくある質問3つに回答します。

1.シリコン塗料とラジカル塗料の違いは?

「ラジカル塗料」とは、ベースとなる塗料に、ラジカル制御型の酸化チタンと光安定剤(HALS)を配合した塗料のことです。
塗料の劣化を早める「ラジカル」という成分の働きを抑える機能があるので、塗膜の劣化を抑えられます。
ベースにシリコン塗料を使用していれば「ラジカル制御型シリコン塗料」、ベースにフッ素塗料を使用していれば「ラジカル制御型フッ素塗料」と呼ばれます。
一方で「シリコン塗料」は、シリコン樹脂を使った塗料のことです。ラジカルという樹脂を使用した塗料は存在しないので、「シリコン塗料」と「ラジカル塗料」はそもそも比べる対象ではありません。

2.シリコン塗料のスプレーを使ってdiyで外壁塗装はできる?

スプレータイプのシリコン塗料は使いやすくて便利ですが、diyで外壁塗装を行うのはおすすめできません。
外壁塗装は技術がいる作業なので、経験がない人が行うと、塗りムラができてしまいます。また、高所での作業になる場合が多いので、怪我や事故のリスクもありますよ。
無理に自分で行おうとせず、専門の塗装業者に工事を依頼するようにしましょう。

3.シリコン塗料で塗装するならどの時期がおすすめ?

シリコン塗料で塗装をするなら、春や秋などの気候が穏やかな時期がおすすめです。
雨が少なく空気が乾燥していれば、塗料が乾きやすいので工期も短く済みます。
雨が多い梅雨の時期や気温が低い冬場は、なるべく避けるようにしましょう。

安さと性能を兼ね備えたシリコン塗料で外壁や屋根を塗装しよう!

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安さと機能性の高さを兼ね備えており、コストパフォーマンスに優れている「シリコン塗料」。
光沢感も出るので、外壁や屋根に塗装すれば、美しい外観に仕上がるでしょう。
本記事では、シリコン塗料のメリットだけではなく、デメリットや注意点も紹介しました。それらを全て考慮したうえで、マイホームに最適な塗料を見つけてくださいね。

外壁塗装の窓口は、全国4000社以上の優良店の中からユーザーの要望に沿った施工店をご紹介します。見積もりを依頼後でも料金や施工店の対応に納得がいかなければ断ることも可能なので、気軽に利用してみてくださいね。

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